特殊詐欺防止セミナー
ここ数年、町田が全国レベルで圧倒的な数字をたたき出しているものがあります。
いったい何だと思いますか…?
…
…
その答えをお伝えする前に、この数字に関係する、ある悲惨な出来事についてお話させてください。
母さん、助けて…
(無事に見つかるといいわね…)
10分後…
30分後、再び電話が…
数時間後…
駅に到着して待っていると…
さらに15分後…
…
…
これはよくある「オレオレ詐欺」の手口です。このお母さんは200万円を詐欺グループに奪われてしまいました…
オレオレ詐欺はもっとも古くからある詐欺のひとつなのですが、その被害は増加する一方です。
こっちから息子にかけ直せば
すぐわかるじゃん
もしかしたらあなたはそう思ったかもしれません。
しかし、犯人側はそのようなことは当然お見通し、ちゃんと手を打っています。
これは実際にあった話ですが、息子を名乗る人物から突然電話がかかってきて「携帯を落としてしまった、新しい番号は今度教える」と言われました。
それで実際にかけてみると「電波の届かないところにあるか、電源が入っていません」というメッセージが流れ、つながらなかったのです。
これは犯人が電話をする前に、息子の電話にいたずら電話をかけ続け、息子がしびれを切らして電源を切るのを待ってから連絡したケースです。
犯人はターゲットが電話をかけなおすことを想定して、あらかじめ息子や娘と連絡が取れない状態を作り出していたのです。
こんな手口で来られても
うちの親は騙されないと
言い切れますか?
「バイト先の女性を妊娠させ、示談金が必要」と孫を名乗る男から電話。不審に思った70代女性が試しに家族の名前を質問してみると、なんと大正解。本当の孫だと誤信してしまいました。
「オレオレ詐欺の電話がきたら騙されたふりをして現金を渡してほしい。犯人が受け取れば逮捕する。現金は戻るから心配ない」と警察官を名乗る男から電話が。善意で捜査に協力した90代男性は、ニセ警察官に現金をだまし取られてしまいました。
知らない人から届いた封書。中には5cm四方の小袋に入った白い粉が。不安いっぱいで迎えた翌朝、警察官を装う男から電話。「麻薬の売人としてあなたが捜査線上に浮上している」。この後ダマし文句に発展。白い粉の正体は食塩でした。
警視庁犯罪抑止対策本部より
これらは彼らの手口のほんの一部にすぎません。
詐欺師はあなたが思いもよらない手口で、あなたの親からお金をだまし取ろうと企んでいるのです。
最近では、
突然こんな電話がかかってきます
突然こんな電話がかかってきて、そのあと実際にその人が家にやってきたら、ついついドアを開けてしまいそうですよね。
しかしドアを開けた瞬間、犯人たちが押し入ってきて口をガムテープでぐるぐる巻きにされ、手足をしばられ、金目の物を奪われます。
これが最新の手口「アポ電詐欺」です。
「だまされない」
ではなく
「どう身を守るか」
今年3月13日、東京都江東区のマンションで80歳の女性が殺害されました。
事件の直前、被害女性に資産の有無を確認する電話、いわゆる“アポ電”があったことが判明しています。
このように、手口が巧妙化すると同時に、どんどん凶悪になっています。
お金だけではなく、もはや命までもが危険にさらされているのです。
特に危ないとされているのは
一軒家に住む一人暮らしのお年寄
過去に投資履歴のある人
社会的に成功した子供を持つ人
でも、うちにはそんなお金
無いから大丈夫
それは考えが甘いです。
定期預金や保険を解約させたり、消費者金融から借金をさせてまで、現金を工面させた事例があります。
犯人は騙しのプロです。
あなたの常識を逆に利用し、まさかそんなことないだろうと思い込んでいるところを狙ってくるのです。
町田が2年連続で
日本一になったもの
もうお分かりですよね…?
そう、町田は全国有数の詐欺被害エリアで、被害件数や被害額が全国トップクラスなんです。
平成30年の管内における被害件数は142件で、被害総額は約2億1500万円。
被害は年々増えており危機的な状況とのことです。
今年も7月19日時点で被害件数は約60件、被害額はすでに約1億2000万円にのぼり、全国で2番目になっています。
警察も詐欺の危険性や対策を訴える講演などを繰り返し行い、金融機関などとも提携して防ごうとしています。
それなのに、3年連続で日本一になる勢いで被害は増えています。
「町田はチョロい」
もしかしたら、詐欺師からそんなふうに思われているのかもしれません。
町田市民よ!このままでいいのか!?
不名誉な三連覇を阻止しましょう
桜美林大学HPより
そこで、オレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺防止セミナーを開催することにいたしました。
今回お話をしてくださるのは、町田警察署の多田淳司警部補です。
多田警部補は、町田で精力的に詐欺防止に関する講演会を開き、その活動は産経新聞や毎日新聞にも取り上げられるほどです。
昨年は金融機関とも協力して、計66件、総額約4100万円の被害を未然に防ぐなど、特殊詐欺防止の第一線で活躍するプロフェッショナルです。
このセミナーを通じて多田警部補から直接、特殊詐欺の最新情報や詐欺にひっかからないための秘訣を教えて頂き、特殊詐欺への意識を高めると共に、具体的な対策についてご家族とお話するきっかけになれば幸いです。
ここでお伝えした手口は
まだまだ序の口です…
若いころからコツコツ貯めてきた蓄えをあっという間に全部持っていかれる。
犯人は奪ったお金でどんちゃん騒ぎ。
仮に犯人グループの財産をおさえることができても、いくらお金が残っているのか誰にもわかりませんし、そのグループの被害にあった人々で分配することになりますから、全額を取り戻すのはきわめて難しいのが現状です。
人の人生、人の一生を一瞬で台無しにする、それが特殊詐欺の恐ろしさなのです。
それでも「うちは大丈夫」だと思うのでしたら、これ以上何も言いません。今すぐこのページを閉じてくださって構いません。
結局は自己責任ですから、他人が何かを強制する話ではありません。
でも、もしあなたがこのページを読んで、もう少し真剣に考えてみようかなという気持ちが生まれたのなら、ぜひ親御さんと一緒に、町田警察署で特殊詐欺の最前線で戦っている多田警部補のお話を聞いてみて下さい。
現場で何百件もの詐欺事件と向き合ってきた人の生の声を聴くことで、より一層意識が高まり、犯人の魔の手からあなたの親と家族を守ることができるはずです。
定員100名
事前登録で参加費1000円が無料
被害者のその後…
「だました人間より、だまされた俺の方が悪いのか」
ある男性はこう言い残し、自ら命を絶ちました。
自殺する大きな理由は金銭的な問題ではなく、親族に責められたことがきっかけになることも少なくないそうです。
「そんな簡単な手口でだまされるなんて…」
「誰にでも心を許すその性格のせいだ!」
息子になりすました犯人を本当の息子だと信じて大金を振り込んでしまった悔しさ、情けなさ…
周囲からの支えがなく孤立する中で
自分を責めて、責めて、責め続けて
追い詰められて、自ら命を絶ってしまう…
そして、
「家族なのに責めてしまった」
「おじいちゃんは犯罪者じゃないのに…」
自分達の浴びせた言葉が招いた結末に、そして罪の意識にさいなまれる遺族もまた、被害者として苦しみ続けているのです。
#9110 と 188
最後に、この2つの数字だけは覚えておいてください。
警察の110番の頭に#9をつけた「#9110」は特殊詐欺の警察相談窓口です。変な話に巻き込まれたり、お金を振り込んでしまった後でも、「何かおかしい」と感じたらすぐに電話してください。
188(いやや)は消費者ホットラインです。身に覚えのない支払い請求がきたらすぐに電話して相談してください。
どちらのケースも、電話をするのが早ければ早いほど被害を防げたり、お金が戻ってくる可能性が高まります。
「勘違いだったら…」などと気にする必要はありません。
数百万円、数千万円をだまし取られる可能性があるんです。少しでもおかしいと感じたらすぐに電話するよう親御さんにお伝えください。
セミナーに参加するかどうかはあなた次第です。
どちらにしても、あなたの親御さんが被害に遭われないことを心から願っております。
長い文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
開催概要
開催概要
主催
日本相続事業承継研究所
日時
2019年11月2日(土) 11:35~12:20
会場
町田パリオ 4階フリースペース
東京都町田市森野1-15-13
入場料
事前登録あり 無料
事前登録なし(当日) 1,000円(税込)
①事前登録は講演の座席確保を約束するものではなく、あくまでもフェア会場への入場権となります。
②事前登録なしで当日お越しになった場合は入場料1000円がかかります。その場合も講演の座席確保を約束するものではなく、あくまでもフェア会場への入場権となります。
③公演6コマは総入れ替え制となります。事前登録の方は優先で講演会場に入れます。
定員100名
事前登録で参加費1000円が無料