FPの利用方法
- 2019.07.30
- 相続・事業承継に関する基礎知識
FPとは(ファイナンシャルプランナー)の略称です。
FPを利用する際には下記の点に気を付けましょう。
「無料」か「有料」か
世の中の多くの場面で、「無料相談」と掲げている場所が多くあります。
しかし、原則プロが時間を使うのであれば、それは「有料」であるはずです。
「無料」相談を行っている場合には、そのFPの収入がお客様から頂く報酬以外に何から収益が上がるのかという背景に気を付ける必要があります。
つまり、「無料相談」の場合には、金融商品の販売や不動産商品の販売など報酬の発生方法によって、残念ながら偏ったアドバイスになる可能性があることがあります。
「包括的」か「断片的」か
FPは基本的にはお客様の課題について「包括的」に検討し、分析提案します。
つまり
・住宅ローンの事だけ相談したい
・相続の事だけ相談したい
・保険の事だけ相談したい
と思っても、全体を把握して課題を検討することを基本としています。
そのため下記のような内容をヒアリングするのが一般的です。
1.プロフィール
お客様の住所、連絡先、家族構成、生年月日などをお伺いいたします。
2.現在の収支状況
お客様の現在の収入、支出状況についてお伺いいたします。おおよその月単位収支とボーナス収支を把握します。収支明細表もご利用ください。
(ご用意:給与明細コピー、源泉徴収票、確定申告書)
3.将来の収支予測
お客様の将来の収入、支出の予測についてお伺いいたします。
定年退職までの収入の変化予想、お子様がいる(あるいは予定している)場合には、お子様の進路、その他趣味や旅行などの支出を伴う希望を伺います。
年金の受給予定金額が分かる場合には、その内容も伺います。
4.住宅取得について
お客様に住宅購入の希望がある場合には、購入物件の希望や、予算、資金調達の予定などについて伺います。(具体的な予定やプランがない場合には希望を伺います)
住宅ローンがある場合には、返済明細表をお持ち下さい。
5.現在の保有資産状況
金融資産(預金、株式、投資信託など)、不動産資産などの状況をお伺いいたします。
(ご用意:金融資産の場合にはその明細、不動産資産の場合には物件の概要が分かる資料)
「CFP」か「AFP」か
FPのライセンスには「CFP」と呼ばれる国際基準の上級ライセンスと「AFP」と呼ばれる日本国内向けのライセンスに区別されます。
プロフェッショナルに相談しようと思うのであれば、できることならば「CFP」ライセンスの保有者に相談した方が良いと思います。
一般的な相談の進め方
通常は3回の面談を通してお客様の課題の認識と解決を行います。
費用は5万円(税別)です。
初回面談(約2時間)
夫婦揃って、現状の確認と将来のご希望についてヒアリングさせていただきます。
ヒアリングの内容は下記の内容になります。
1.プロフィール
お客様の住所、連絡先、家族構成、生年月日などをお伺いいたします。
2.現在の収支状況
お客様の現在の収入、支出状況についてお伺いいたします。おおよその月単位収支とボーナス収支を把握します。収支明細表もご利用ください。
(ご用意:給与明細コピー、源泉徴収票、確定申告書)
3.将来の収支予測
お客様の将来の収入、支出の予測についてお伺いいたします。
定年退職までの収入の変化予想、お子様がいる(あるいは予定している)場合には、お子様の進路、その他趣味や旅行などの支出を伴う希望を伺います。
年金の受給予定金額が分かる場合には、その内容も伺います。
4.住宅取得について
お客様に住宅購入の希望がある場合には、購入物件の希望や、予算、資金調達の予定などについて伺います。(具体的な予定やプランがない場合には希望を伺います)
住宅ローンがある場合には、返済明細表をお持ち下さい。
5.現在の保有資産状況
金融資産(預金、株式、投資信託など)、不動産資産などの状況をお伺いいたします。
(ご用意:金融資産の場合にはその明細、不動産資産の場合には物件の概要が分かる資料)
2回目面談(約2時間)
初回面談でヒアリングした内容をもとに、ご提案書、ライフプランシミュレーションをご提示します。
このシミュレーションをたたき台として、再度クライアントとアドバイザーでライフプランについて意見を交換します。
3回目面談(約2時間)
2回目面談で、打ち合わせした内容をもとに、再度ご提案書とライフプランシミュレーションをご提示します。
3回目の提案では具体的な行動(保険や資産ポートフォリオ)についても提示されます。
小屋洋一 ファイナンシャルプランナー
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