不動産取引の流れ
- 2019.07.30
- 不動産活用
住まいを売る時の流れ
住まいを売却することは、何度も経験することではありません。
はじめに全体の流れを理解しておけば行動しやすくなるでしょう。
ステップ1:相場を知って、売却価格の目安を立てる
売却すると決めたら、いくら程度で売れそうかの目安を立てます。まずは、物件の周辺相場を知ることから始めるとよいでしょう。
ステップ2:不動産会社を探す
住まいを売却するためには、信頼できる不動産会社との出会いが大切です。
まずは、不動産会社の情報を幅広く収集しましょう。
ステップ3:物件価格の査定を依頼する
物件価格の査定を依頼するところから、不動産会社との付き合いが始まります。
売却する住まいの価格を、不動産会社にプロの目で査定してもらいます。
物件価格について多くの意見を聞くために、複数社に査定を依頼してみるのもよいでしょう。
ステップ4:不動産会社に仲介を依頼する(媒介契約を結ぶ)
不動産会社へ売買の仲介を正式に依頼する場合は、媒介契約を結びます。
主な媒介契約の形態は3つありますが、自分の希望する売却方法などを踏まえて、どの契約を結ぶか決定しましょう。
ステップ5:不動産を売り出す
売り出し価格は、その後の売却活動に大きく影響します。
自分の希望売却価格だけではなく、不動産会社の査定価格や周辺の売却事例、市場の動向を踏まえて、慎重に決めましょう。
ステップ6:購入希望者と交渉する
購入希望者が現れたら、売却条件を交渉します。
もちろん価格の条件は最も重要ですが、その他の条件についても、譲れる点と譲れない点を明確にして、交渉を進めましょう。
ステップ7:物件情報を開示する
売買契約を結ぶ前に、物件に関する情報をできるだけ正確に購入希望者へ提供しましょう。
特に、契約締結後のトラブルを防止するためには、物件に不具合や欠陥など(契約では「瑕疵(かし)」といいます)がある場合には、誠実に購入希望者に伝えることが大切です。
また、不動産会社が仲介する場合は、「重要事項説明」という制度に基づく詳細な物件説明を行いますので、不動産会社の物件調査に協力しましょう。
ステップ8:売買契約を結ぶ
売買条件を合意したら、買い主と売買契約を結びます。
このとき、一般的には物件価格の10~20%程度の手付金(契約金)を受け取ることになります。
売買契約を結ぶに当たっては、しっかりと契約内容を確認しましょう。
ステップ9:不動産を引き渡す
引き渡し手続きでは、売買代金を受領するのと同時に、登記申請(抵当権抹消、所有権の移転等)を行います。
細かな設備・備品等の取り扱いなどについても、買い主と現地立ち会いを行った上で十分に確認をしましょう。
また、引き渡した後の税務申告などの手続きも漏れのないよう気をつけましょう。
-
前の記事
家族信託 2019.07.30
-
次の記事
土地・建物の相続税評価額の計算方法 2019.07.30