税務調査

税務調査

毎年被相続人の数は増加し、平成28年分には被相続人の数が約131万人(1,307,748人)に達しました。

そのうち税務署に相続税の申告書が提出された被相続人の数は136,890人と約10.5%になり、実際に納税されている被相続人の数は105,580人と約8.1%になります。

平成27年の税制改正により改正前の平成26年と比較しますと、約2倍の被相続人の相続税の申告で納税されていることがわかります。

参考資料1:被相続人の数

平成28年においては、納税された被相続人105,580人の相続税の申告のうち、実際に税務調査に至った件数は12,116件(約11.5%)になります。

さらに12,116件のうち申告漏れが発生しているのは9,930件と約82%が修正申告になっている状況からも、税務調査になった申告についてはほとんど何かの財産が漏れていることがわかります。

仮に財産金額が多い順で税務調査になっていると仮定すると平成28年においては、課税価格が2億円を超える被相続人の数は、14,988人になります。調査件数が約12,000件から推測すると財産が2億円を超える場合には財産もれが特に注意が必要なことが統計からもわかります。

参考資料2 課税割合の推移

参考資料3 相続税の課税価格及び税額の推移